中国で生活している人、出張がある人、中国に家族や知り合いが住んでいる人は、どの連絡手段を使えば良いのか少々迷う機会が多いのではないでしょうか。
そう、中国にはグレートファイアウォールというネット規制があり、自由なインターネットが禁止されています。
(LINE / Twitter / Facebook / Googleのほぼ全サービス などはVPNを経由しない限りアクセスできません)
そのために中国産の「Wechat」というチャットアプリをダウンロードすることが多いと思います。
ですがWechatをダウンロードするのも、新しくアカウントを作成するのも、中国の知り合いとだけ連絡するためにWechatを使うのは、少々面倒です。
そんな時におすすめしたいのが、iPhoneにデフォルトで入っている「FaceTime」「iMessage」です。
AndroidやWindowsでは使えないので、Apple製品を持っている事が前提になりますが、なんの不自由もなく普通に使えます。
通信費は無料
LINEやWechat同様に、無料で使えます。ただ普通に4Gや5Gの携帯電話回線を使うと、そのパケット費用だけ発生します。
海外に連絡しても、もちろん無料です。
国際電話や国際ビデオチャットが無料って、当たり前になっていますがすごいことですよね。
使い方(FaceTime)
① FaceTimeアプリを開きます。
(もしない場合は、AppStoreから再ダウンロードしてください)
② 「新しいFaceTime」をタッチ
③ +ボタンから連絡先から相手を選択 (直接電話番号を直接入力してもOKです)
④ FaceTimeボタンをタッチ
⑤ 通話開始
使い方(iMessage)
①メッセージアプリを開きます。
②「新規メッセージ」をタッチ
③ +ボタンから連絡先から相手を選択 (直接電話番号を直接入力してもOKです)
④ メッセージボタンをタッチ
⑤ チャット開始
吹き出しの色がブルーだと、iMessageが機能している証拠です。
※通常のSMSだとグリーンの吹き出しで、一般的には有料になります。
注意点_使えない・接続できない
国外と連絡する場合、FaceTimeボタンがタッチできず、ONにできない場合があります。
その際は、電話番号の頭に「相手国の国番号」を追加して試してみてください。
※代わりに080など先頭の「0」は不要です。国番号を追加すると自動で消えると思います。
中国の国番号→ +86
日本の国番号→ +81
注意点_FaceTimeオーディオは中国版iPhone/iPadでは使用不可
FaceTimeのサブ機能として、「FaceTimeオーディオ」があります。
映像なしで、通話のみで連絡する機能で、LINE電話のようなサービスです。
これは中国版のiPhoneやiPadではロックされていて、使用することができません。
※中国で買った端末が対象です。日本で買って持ち込んだ端末では問題ありません。
FaceTimeオーディオがあると通常の電話のように使える便利なサービスなので、おそらく中国の携帯電話キャリアから反発があり、ブロックしているのだと思います。
「FaceTime」「iMessage」が使える理由
GoogleやLINEが使えないのに、なぜFaceTimeやiMessageが使えるのでしょうか。
それはAppleが中国政府とうまくやっているからだと思います。
Appleはハードウェア、iPhoneやiPad、MacBookを販売することで利益を出しています。
中国市場はAppleにとって捨てられない重要な市場であるため、中国政府ともかなりうまく取引をしているのではないと思います。
※Appleはセキュリティに大きな自信を持っているようですが、その反面、中国との付き合いはかなり頭を悩ませる部分も多いと思います….。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!