中国で外国人がビザの更新等で、「外国人签证数字相片采集回执」、略称「照相回执」の提出を求められることがあります。
今回はその書類の取得方法についてご紹介します。とても簡単です。
照相回执とは?
照相回执 (zhào xiàng huí zhí )とは、撮影した写真が国家規定のもので、正規のものであることを証明する書類です。
撮影された写真とは別に、詳細が記載された書類が発行されます。この書類が「照相回执」です。
撮影された写真はデータベースに登録され、各種証明書を申請する際に、政府機関はこの画像番号を通じて写真を抽出して使用できます。
ですので、写真本体よりもこの用紙(照相回执)の方が重要度が高いです。
外国人のみならず、中国人にとっても各種手続きの際に提出が求められる書類です。
取得方法
以前はAlipayのミニアプリから手軽に申請できました。スマートフォンで顔写真を撮影し申請するとすぐに照相回执が発行されました。
しかし現在(2024年後半)では、写真の印刷の申請ができても、照相回执をセットで発行してもらえるオプションがなくなってしまったようです。
ですので写真撮影機を使って取得する方法をご紹介します。
証明写真撮影機を探す
基本的には政府機関や地下鉄の駅に設置されています。
私は最寄りの図書館に設置されている機械を使用しました。
日本によく設置してある証明写真撮影機と同じです。
機械によってメニューは異なると思いますが、ご参考にご覧ください。
1. 「出入境证件相片」を選択
今回必要なのは 外国人证件 でしたので、メニューの中に記載されていました。
2. 「外国人/外国人签证」を選択
画面の中に「回执と写真を取得できる」と表示されているので、先に進みます。
3. 写真を撮影する
日本の証明写真の撮影機と同じです。この機械は2回まで撮り直しができました。
4. 印刷された写真と回执を持ち帰る
写真機の外の受け取り口から、印刷された物を持ち帰ります。
5. データ版も申請可能
機械で印刷された写真に表示してあるQRコードから、電子版も取得できました。
政府機関にネット上で申請する際など、データ版があれば便利ですし、1年間は有効で何度も使えるので、データ版もスマホに保存しておくと便利です。
費用
撮影にかかった費用は35元でした。
操作も簡単で手軽に撮影できるので、必要になった際はぜひ本記事をご参考に撮影してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!