中国の東莞市ですが、日本人からすると、読み方は複数あると思います。
例えばトンガン、ドンガン、トウカン…。
東莞は工場が多く、深センや広州にも近い場所です。
製造業に関わる方などは出張で訪れたり、サプライヤーが東莞にあるなど、知っている方が多いと思います。
私は東莞で1年半暮らし、今は深センに引っ越して働いています。
そこで私が思うに、東莞の読み方/呼び方はズバリ「ドンガン」が最も近くて、現地で問題なく通じる読み方だと思います。
今回はそんな東莞の「読み方」に関して、少し記事にまとめてみます。
日本語的な読み方
まず東莞の公式?な日本語読み方は何でしょうか。
Wikipediaで調べてみます。
すると「トウカン市」ということでした。
確かに、日本語読みだとそうですね。
ですが現地でトウカン市と言っても、現地人にはもちろん、日本語通訳の中国人にもうまく伝わらないと思います。
そして現地で働いている日本人からも、「トウカン」という発音はあまり聞いたことがありません。
中国語での読み方
中国語の発音を表すには「拼音」(ピンイン)を使用します。
東莞は簡体字では「东莞」ですが、ピンインでは「dōng guǎn」となります。
この上についている小さな「-」や「小さな✓」は、音の抑揚を表しています。
これを無理矢理にカタカナに表すと、「ドングゥアン」が近いと思います。
「ドン(dōng)」は高い音、「グゥアン(guǎn)」は一度沈み込むイメージです。(大体です)
日本語にはあまりない響きだと思います。
実際に現地で通じる読み方
さて本題ですが、結局の所なんと読めばいいのでしょうか。
冒頭でもお伝えしたとおり、「ドンガン」だと思います。
現地で暮らす日本人も、だいたい「ドンガン」もしくは「トンガン」です。
「ドンガン」だと中国語の発音にも近いため、現地でも伝わりやすいです。
空港などで行き先を伝えるときは、「ドンガン」に加えて、「ドングゥアン」を少々意識して、「ドングァン」で大体は通じると思います。
最後に
以上、大体お分かりいただけたでしょうか。
ちなみに東莞の所属している「広東省」ですが、日本語読みだと「カントン省」が一般的ですよね。
これをもっと中国語寄りにすると「グァンドン」です。
ついでに、近隣の街も比較してみましょう!
広州 → コウシュウ / 中国語読み:guǎng zhōu(グァンジョウ)
深圳 → シンセン / 中国語読み:shēn zhèn(シェンジェン)
香港 → ホンコン / 中国語読み:xiāng gǎng(シャンガァン)
澳門 → マカオ / 中国語読み:ào mén(アオメン)
きっと日本で馴染みのある発音は、いろいろなルーツをたどって、現在の呼び方に落ち着いているんでしょうね。
※中国語をピンインではなくカタカナで表すことは難しく、発音も正しくないため、参考程度にご覧ください。
今回は東莞の読み方に関してでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!